COLUMN
コラム
家づくりに役立つ豆知識やポイントなどを詳しく説明いたします。
無添加ニュースレター(2025年3月号)
健康で安全な家を求めて
国の安全基準への疑問

国は建築のシックハウス対策として、使用される資材のランクがF☆☆☆☆の最高レベルなら安全である、と言っていますが。決してそれだけで安全を確保できるわけではありません。
現在、国が安全と認めているにもかかわらず、病気の原因と想定される化学物質がさまざまな問題を引き起こしていると思われます。危険であることが明白になってからもなかなか規制せず、その反対に10年、20年と引き延ばしをはかっています。無いとは思いますが、担当者が国から何かもらっているのではと勘繰りたくもなります。どうも国は昔から大企業に昧方する法律を作ることに夢中になっているのかもしれません。
例えば、アスベスト問題です。
聞くところによると数十年前にすでに危険とされていながら、実際に使用できなくなったのは2006年からです。アスベスト石の結晶で、ぱっと見ると綿のようですが、実は小さな針の結晶のようなものの集合体で、これが飛散すると空気中から肺に入ります。肺はこの異物をせん毛で排出しようとしますが、アスベストは上に向かって移動する途中で肺に刺さるのです。
そのアスベストの針は簡単には抜けず、またもともと石なので分解されず、伺十年も肺に刺さっている間に肺を刺激し続け、癌になることもあると考えられています。
本当に怖いことです。
住まいと健康を科学する
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前回、先生は「シックハウス症候群の予防レベルを高めるための研究」と言われましたが、現在の一般住宅はそれについてとのような対策をしているのでしょうか?