COLUMN
コラム
家づくりに役立つ豆知識やポイントなどを詳しく説明いたします。
無垢材が生み出す、心地よく健やかな住まい
本物の木の香りと温もりに包まれる暮らし。そんな理想を叶えてくれるのが「無垢材」をふんだんに取り入れた住まいです。無垢材は柱や床、建具にいたるまで、自然のままの木そのものを使用した素材。自然素材ならではの魅力を最大限に引き出す住まいづくりには欠かせない存在です。
無垢材とは?-自然とつながる素材-

建築で使われる無垢材とは、一本の木から切り出された、接ぎ目のない純粋な木材。防腐剤などの化学処理を施さず、自然な状態で使用されるため、私たちの体に優しく、木そのものの呼吸を感じることができます。
乾燥方法にも種類があり、木本来の性能を最大限に活かす「天然乾燥」は、じっくりと時間をかけて木の水分を抜いていくため、木の細胞構造が壊れず、美しい木目や調湿性能が保たれます。
一方で「機械乾燥」は高温で一気に水分を抜きますが、その分木の反りや割れが起こりやすく、内部の油分や香り成分が飛びやすい傾向があります。
住まいの空気環境を大切に考えるなら、やはり天然乾燥された無垢材にこだわりたいものです。
空気を整える、木のチカラ

快適な室内環境には、温度と湿度のバランスが不可欠。無垢材には、空気中の水分を吸ったり吐いたりする「調湿機能」が備わっており、季節を問わず心地よい湿度環境を保つサポートをしてくれます。日本のように四季があり、梅雨や夏の蒸し暑さに悩まされる地域では、この木の力が実に頼もしい存在です。
無垢材の室内空間では、ジメジメ感がやわらぎ、乾燥する冬も静電気が起きにくく、肌や喉に優しい空気環境が自然と整います。まさに、呼吸する住まい。その恩恵は住む人すべてにやさしく届きます。
香りと癒し-五感に響く心地よさ-

無垢材を使った住まいに足を踏み入れると、まず感じるのは木の香りとぬくもり。これは「フィトンチッド」と呼ばれる、樹木が自らを守るために発する天然の芳香成分によるもの。森林浴で得られるような深いリラックス効果を、日常の暮らしの中でも味わえるのです。
足元に感じるやわらかく温かな感触、穏やかな光の反射。機械的に整えられた建材にはない、唯一無二の表情が、毎日の暮らしに癒しを添えてくれます。
無垢材の魅力は、見えないところにも

無垢材の良さは、表面の美しさや手触りだけではありません。化学物質を使用しないことで、室内空気の質が格段に高まり、アレルギーや化学物質過敏症を抱える方にも優しい環境が整います。建物の見えない構造部分にこそ、無垢材の自然な力を活かすことで、長く快適に暮らせる家が実現します。
家族の健康と笑顔のために
木の家で過ごすということは、自然の中にいるような安心感と、心身のリズムが整うような穏やかさを得られるということ。無垢材を使った住まいは、健康的な暮らしを望む家族にとって最適な選択肢のひとつです。
自然素材を活かした家づくりにご興味がある方は、ぜひモデルハウスで「本物の木」に触れてみてください。その手ざわり、香り、空気感。五感を通して、あなたの住まいへの価値観がきっと変わるはずです。
無垢材や漆喰などの天然素材だけで作り上げる無添加住宅®は南久米モデルハウスでご体感いただけます。