鋳物ホーロー（いものほーろー）

鋳物ホーローとは、溶かした鉄を鋳型の空間に流し込んでつくったものの金属の表面に、 ガラス質の釉薬（うわぐすり）を塗り、高温で焼き付ける加工を施した素材のことをいいます。

鉄とガラスが合わさったもので、それぞれの欠点「鉄の錆びやすさ」「ガラスのもろさ」を補っています。 ホーローは無機質なので、人の体にも優しく、日頃私たちが口にするもの、触れるものを形作るのに最適な素材といえます。 無添加住宅では、浴槽やキッチンシンクなどの住宅設備に使用しております。

真鍮（しんちゅう）

銅と亜鉛の銅合金で、別名「黄銅（おうどう）」とも呼ばれています。 英語表記ではbrass（ブラス）。サックスやトランペットなどの管楽器に使われており、 金管楽器（きんかんがっき）のみの演奏団体を表す”ブラスバンド”という言葉がなじみ深く、身近なもので言えば「5円玉」も真鍮でできています。 真鍮は腐食しにくく加工しやすいという特徴があり、素材自身が持つ風合いや経年変化も楽しめます。 無添加住宅ではドアノブや取手などに真鍮製の商品を採用しております。

真鍮の経年美化

無塗装の真鍮製（特にアンティーク色）のドアノブや取手は、素材ならではの経年美化が見られます。使い込んでいくうちに、色がだんだんと濃くなり、雰囲気のあるレトロな取手に変化していきます。その変化が真鍮製ならではの楽しみでもあります。

鉄

太古の昔より、人類は鉄を使って多くの道具を作ってきました。それは現在でも同じで、鉄は私たちの生活に密着し様々な場所や用途に使われています。鉄は炭素などが含まれているため、高硬度と高強度を備えた頑丈で耐久性のある素材なので、建材としても多くの場面で用いられています。特に漆喰や木などのやさしい雰囲気の所に、トイレットペーパーホルダーや棚受金具、取手などのアクセントとして鉄を使うと、オシャレなカフェのような空間を実現することができます。

タイル

タイルとは英語で「TILE」と書き、ラテン語のテグラ（物を覆うものという意味）を語源としています。この語源の通り、建物の壁や床を覆う陶磁器製の建築材料のことを指します。タイルは、粘土などの主原料を高温で焼いたもので、劣化や変色・変質が少なく、熱や水にも強いお手入れしやすい素材です。さらに多様な張りパターンで、他の仕上材にはない、豊かなデザイン性を持っています。無添加住宅で扱っているタイルは、ナチュラルなアースカラーやテラコッタ調のタイル、白タイル、石目木目タイル、モザイクタイルなどを各種取り揃えております。

バンブーマット（竹網代）

竹の素材を活かし、矢羽根（やばね）に編んだものです。竹は、急速に成長しながら大気中の二酸化炭素（CO2）を取り込むため、環境に優しい素材とされています。バンブーマットを壁や天井に取り入れるだけで、アジアンテイスト溢れるインテリアを演出してくれます。一般に市販されているバンブーマットは、表面にウレタン塗装をした商品が多く流通していますが、無添加住宅ではウレタン塗装せずに、素材そのものの質感を活かしています。

• 膠（にかわ）

  

  膠は、動物の骨や皮を煮て精製してできるゼラチンのことで、主な成分はタンパク質です。乾燥させた膠を水につけてから加熱して溶かすと、接着剤になります。日本では動物の皮を煮て作っていたことから昔は「煮皮（にかわ）」と呼ばれていました。無添加住宅では床材の貼り付けなどに、石油化学製品を使用せず、「膠」を使用しております。

• 珊瑚（さんご）

  

  海の中を彩り、幻想的な世界を創り出す珊瑚。珊瑚礁は珊瑚が長い時間をかけて石灰質の骨格がつみ重なってできる地形のことをいいます。無添加住宅では、珊瑚を漆喰の壁に貼りアクセントにしたり、エクステリアの一部に敷き詰めたりしています。ちなみに全世界の珊瑚450種のうち、400種が沖縄に生息していると言われています。

• ホウ酸

  

  ホウ酸は、米・カリフォルニア州や西トルコの鉱脈て採掘される「ホウ酸塩鉱物」を精製して作られます。ホウ酸は鉱脈のほかにも、海水、淡水、岩石、すべての植物、土壌などに存在する「自然素材」です。無添加住宅では、接着剤の米のりの中に入れ防虫対策を施したり、シロアリ対策で土台の塗布に使用しております。

• ガラス天板

  

  白いガラス天板（結晶化ガラス）は、洗面シンクと相まって清潔感のある雰囲気を創ります。結晶化ガラスは、耐酸性と耐アルカリ性、耐薬品性に優れていますので、樹脂製品のような（プラスチック製品）経年による黄ばみなどの変色も起きません。また、大理石や花崗岩と比べても硬いので、食器を落とした時に傷が付きにくく、美しさを保つことができます。