COLUMN コラム 家づくりに役立つ豆知識やポイントなどを詳しく説明いたします。
コラム
2024年04月08日(月)
無添加ニュースレター(2024年4月号)
健康で安全な家を求めて
菌と共生する家 その4
令月は久しぶりにおうちの話をしますね。
皆さんは、鉄筋コンクリートの建物が大量の水分を保ったまま仕上げられていることをご存じですか?
工事のためにコンクリートを打つときは、水でドロドロの状態ですが、その数日後に型枠を外した時にも、コンクリートは完全に乾いているわけではありません。
コンクリートの化学的変化により、水を含んだままにしているのです。
そして施工業者は、そのコンクリートの上から防水処理を施してタイルや吹き付け、内部はGLボード工法(GLボンドという接着剤によって匝接コンクリートなどにプラスターホードを貼り付けるエ法)の上にビニールクロスを張っていますが、これではコンクリートの中の水分が出て行くわけがありません。
そのホードとコンクリートの間の空間は、何十年も湿度100%のままです。要するにここは"カビの楽園"なのです。マンションをリフォームする時に建物北側のボードをめくると、真っ黒なクロカビの胞子が煙のように舞ってきます。壁の中ではクロカビの胞子が下に落ちてフローリングの下にいっぱいたまっていて、フローリングの継ぎ目の隙問や幅木の隙問からその胞子が出てくるのです。
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室内でビニール素材を使うと健康に良くないことがわかりました。