COLUMN
コラム
家づくりに役立つ豆知識やポイントなどを詳しく説明いたします。
みのりホームの家は愛媛県産の柿で色を塗ります（自然素材の塗料「柿渋」）
果物なのに塗料（柿渋の不思議）
みのりホームが作る自然素材の家「無添加住宅®」では、化学物質は一切使用いたしません。フローリングも建具も天然の無垢材を使い、無垢材の特徴である柔らかい雰囲気や温かさが魅力です。
現代の住宅と昔の家の大きな違いとは、「カラフル」であるか「自然界の色」であるかの違いだと考えます。ビニールクロスをはじめ、外壁や屋根材、ドアなど、どんな部分でも化学塗料を使用することで、どんな色にも塗ることができます。また、化学塗料を使用することで、自然界には存在しない色を作り出すことも可能です。
しかしながら化学物質による室内空気の汚染が、シックハウス症候群などのアレルギー症状を引き起こす原因になることも事実です。
今日は、天然素材の塗料である「柿渋」が持つ優れた効能についてご説明いたします。
天然素材を使用した安全な塗料「柿渋」
青い未熟な柿（渋柿）をつぶし、圧搾してできた汁を発酵させたものを『柿渋』と言い、 古くは平安末期から塗料として使用されていたと言われています。
柿渋は、長く変わらぬ美しさを後世に残すことができる自然素材の塗料で、 その風合いはペンキでは決して表せない自然塗料ならではの風合い。時が経つほど、その価値を感じていただけます。
廃棄する柿渋を再利用
当社が扱う柿渋の原料は、「愛宕（あたご）」、「横野」、「平核無（ひらたねなし）」、「西条」といった品種を用いて製造しています。
製造に使う渋柿は、食用の商品としては使えない奇形な柿や、間引きの段階で廃棄するものなどを再利用しています。
化学物質を含まず天然素材のみでできた柿渋は、人体に無害なエコロジーな塗料です。
化学物質を含まず天然素材のみでできた柿渋は、人体に無害な塗料です。
安心安全な柿渋は、その他にも素材ならではの特長があります。
優れた消臭効果
柿渋は優れた消臭効果があります。
柿タンニンに含まれるフェノール性水酸基という物質が、ニオイ成分と化学的に反応して、ニオイのない物質に変えることができます。
加齢臭の元となる「ノネナール」、汗臭「アンモニア」、足臭「イソ吉草酸」など、さまざまな悪臭に消臭作用を発揮することが明らかになっています。
いかがでしたか？私たちにとって身近な果物である「柿」の持つ優れた効能をご理解いただけたかと思います。
みのりホームの無添加住宅は「地球と人にやさしい家づくり」を目指し、「身体に良くないものは使わない」そんな当たり前の、お客様の健康に配慮した建材を使用しています。
愛媛県産材の木材、愛媛県産の柿、高知県産の土佐灰など地域に根ざしたモデルハウスを是非ご体感ください。
