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家づくりに役立つ豆知識やポイントなどを詳しく説明いたします。
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2021年05月12日(水)

マイホームの間取りの決め方にお悩みの方!さまざまなポイントを解説します!

マイホームを考える上で、間取りは生活の快適さを左右する重要な要素です。
せっかくマイホームを建てるなら、絶対に失敗は避けたいですよね。
そこで今回は、間取りを決める際のポイントについて解説します。
この記事を参考に理想のマイホームに仕上げましょう。

□水回りの間取りの失敗例
マイホームを建てられた方の中で、水回りの間取りで後悔している方は非常に多いです。
ここでは、水回りの間取りの失敗例を4つご紹介します。
それぞれの対策方法も解説するので、しっかりと把握しておきましょう。

1つ目は、トイレと寝室が遠い、または近い例です。
寝室からトイレが遠いと、夜中の用足しが面倒です。
一方で近すぎると、水を流す音でご家族の目が覚めてしまうかもしれません。
階段下など、アクセスしやすくて音が気にならない場所に設置することが大切です。

2つ目は、キッチンと玄関が遠い例です。
キッチンの間取りを考える際には、玄関との距離に注目する必要があります。
例えば、食材や調味料を買って帰った際に、玄関からキッチンが遠すぎると非常に不便でしょう。
どうしても距離がある場合は、勝手口を設けてキッチンへのアクセスを改善するのがおすすめです。

3つ目は、洗面所が混雑してしまう例です。
朝の時間は、仕事や学校へ向かう前の身支度で、洗面所が混雑します。
特にご家族の人数が多い場合は、洗面所のサイズ感に気をつける必要があるでしょう。
また、出入り口を複数設けると、回遊性を高められて使い勝手が良くなります。

4つ目は、掃除用具を収納する場所がない例です。
水回りでは、お風呂のブラシやトイレのシートなど、さまざまな掃除用具を使用します。
そのため、水回り関連の収納が足りなくて、ものがあふれてしまう失敗は非常に多いです。
収納するものをリストアップして、余裕を持った収納スペースを確保しましょう。

□リビングの間取りの失敗例
リビングは、たくさんの時間をご家族と過ごす大切な空間です。
そのため、他の部屋よりも必然的に優先度は高くなるでしょう。
ここでは、リビングの間取りの失敗例を3つご紹介します。

1つ目は、収納スペースが足りない例です。
リビングは、ご家族が最も集まりやすい場所です。
例えば、お子様がいらっしゃるご家庭では、遊び道具や勉強道具を収納する必要があります。
間取りによっては後から家具を設置できないこともあるため、収納計画をしっかりと立てましょう。

2つ目は、ネットの接続環境が悪い例です。
寝室や書斎のような、家の端に配置することの多い部屋にモデムがあると、リビングのネット環境が悪くなる可能性があります。
パソコンやスマホだけではなく、家電もスマート化しているため、どこにいてもネットにつながる環境がベストでしょう。

3つ目は、2階にリビングを設置して夏場に暑くなる例です。
2階にリビングを設けると、プライバシーや明るさの点で大きなメリットがあります。
しかし、屋根に近い分温度が高まりやすく、夏場は暑くなるでしょう。
そのため、断熱性能の高い窓を採用したり、空気の循環を考慮したりすることが大切です。

□人気の間取りアイデア

ここでは、人気の間取りアイデアを4つご紹介します。
それぞれのメリットやデメリットを考慮して、ご自身の好みに合ったものは、ぜひ取り入れてみてください。

1つ目の間取りアイデアは、オープンキッチンです。
オープンキッチンの大きなメリットは、料理をしながらご家族と会話できることです。
特に、小さいお子様がいらっしゃるご家庭では、目が届きやすいため安心して家事ができます。
また、ダイニングとキッチンの空間をつなげることで、配膳や片付けが楽になるでしょう。

一方でデメリットとしては、料理のにおいがそのままリビングに広がってしまうことが挙げられます。
他にも、来客の際に目に触れやすいため、整理整頓のしやすさにはこだわりましょう。

2つ目の間取りアイデアは、パントリーです。
パントリーとは、人が出入りできるキッチン専用の収納庫のことです。
食材や食器など、収納量が多いキッチンでは非常に人気のアイデアです。
普段使用する食料の保管だけではなく、災害用のストックも置いておけるため安心感にもつながります。

実際に設置する際には、収納量をしっかりとイメージしてサイズや仕様を考えましょう。
サイズが大きすぎたり小さすぎたりすると、非常に使い勝手が悪くなってしまいます。
また、キッチンからアクセスしやすい場所に配置することで、家事の効率がアップします。

3つ目の間取りアイデアは、リビングとつながった和室です。
リビングの隣に和室を設置すると、伝統的な和の雰囲気を感じられる落ち着いた空間を作れます。
引き戸を設けると、自由に空間の広さを調節できるでしょう。
さらに、冬にはこたつを設置すると、季節感も楽しめるのが和室ならではの魅力です。

4つ目の間取りアイデアは、シューズインクローゼットです。
シューズインクローゼットは、土足のまま入れる収納のことです。
玄関には靴だけではなく、お子様の遊び道具など、さまざまなものを収納する必要があります。
そのため、シューズインクローゼットを設置することで、散らかりやすい玄関をスッキリと整理できます。

□間取りの重要な考え方
間取りを決める際には、押さえておきたい重要な考え方があります。
ここでは、3つの考え方について解説します。
失敗を防ぐためにも、しっかりとチェックしておきましょう。

1つ目の考え方は、要望の優先順位や生活動線を考えることです。
マイホームを建てる際には、ご家族の要望をできる限り反映させたいと思います。
しかし、ご家族で意見が一致しなかったり、予算が限られていたりして、要望をすべて叶えるのは難しいでしょう。
そのため、何を重視したいのかをしっかりと話し合い、優先順位を決めておくことが大切です。

また、生活動線も具体的にイメージしておきましょう。
特に、家事動線を考慮した間取りに仕上げることで、家事をする際の負担を大きく減らせます。
生活動線を考えるのが難しい方は、モデルハウスを見学してみましょう。
実際の家を見ると、ご自身の中でイメージがどんどん膨らんでいくと思います。

2つ目の考え方は、土地の形状や方角、周辺の環境を考慮することです。
間取りを決める際には、家の中のことだけを考えていてはいけません。
土地が面している道路のタイプや、土地の方角などもチェックしておきましょう。

例えば、面している道路の人通りが多い場合は、プライバシーに十分配慮する必要があります。
また、バルコニーを取り付ける場合は、日当たりの良い方角に設計すると良いでしょう。
さらに、建ぺい率や居室、納戸のような、住宅の専門用語を理解しておくと、打ち合わせもスムーズに進められます。

3つ目の考え方は、土地全体と住居のゾーニングを行うことです。
ゾーニングとは、間取りを役割や用途ごとに分類して決めることです。
実際には、2つのゾーニングを行う必要があります。

まず、土地全体のゾーニングを行います。
例えば、どの位置に建物を配置するのかや、どの部分を駐車場や庭にするのかを決定します。
次に、住居部分のゾーニングを行います。
先ほど説明したように、生活動線を考慮して、それぞれの部屋の配置を決定しましょう。

□良い間取りのポイント
良い間取りに仕上げるためには、いくつかのポイントが存在します。
ここでは、3つのポイントについて解説します。

1つ目のポイントは、ご自身に合った間取りを選択することです。
一般的な「良い間取り」が、ご自身のライフスタイルに合っているとは限りません。
例えば、お子様が1人のご家庭と3人のご家庭では、求めるものが異なるでしょう。
自由にプランニングできるからこそ、さまざまなプランを検討して、ご自身に合ったアイデアを抜粋することが大切です。

2つ目のポイントは、部屋の畳数より家具の配置を重視することです。
18畳のLDKは、一般的なものよりも広いですが、家具のサイズや配置によっては狭くも感じます。
そのため、畳数はあくまでも目安として考えて、家具は収納を中心に部屋の広さを決めましょう。

3つ目のポイントは、適切な位置に十分なスペースの収納を設置することです。
やはり、収納に関して後悔されている方は非常に多いです。
予算オーバーになると、収納を減らして減額しようと考えがちですが、あまりおすすめできません。

収納を減らす前に、他の設備や部屋に減額要素がないかをしっかりと検討しましょう。
特に、小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、余裕を持った収納計画を立てることが大切です。
収納で後悔しないために、予算と収納のバランスは常に意識しておきましょう。

□具体的な間取りの事例
マイホームを建てる上で、具体的な間取りの事例を参考にしたい方は多いと思います。
ここでは、具体的な間取りの例を2つご紹介します。
ご自身のライフスタイルと照らし合わせて、具体的なイメージ作りに役立ててください。

1つ目にご紹介するのは、お子様が2人いらっしゃるご家庭の間取りです。
このご家庭では、リビングを通る階段と、2階の共用ホールで、家族間のコミュニケーションを大切にしたプランを採用しています。
さらにお子様の部屋の入り口を2箇所に設置することで、将来的な計画も考慮しています。

2つ目にご紹介するのは、親夫婦とお子様2人を含めた、6人家族の間取りです。
2世帯住宅を採用し、下の階に親世帯、上の階に子世帯が住むことを想定しています。
玄関横の1枚扉のみでつながっていることで、適度な距離感を持って暮らせる配慮がされています。

□まとめ
マイホームの間取りを決める際のポイントを解説しました。
快適な生活を送るためには、ご自身に合った間取りを考えることが大切です。
今回紹介した失敗例やポイントを参考に、理想の間取りに仕上げましょう。
マイホームを建てようとお考えの方は、ぜひ当社までお問い合わせください。

※事前にご予約のうえ南久米モデルハウスに初めてご来場頂き、アンケートにもれなくお答え頂いた方に限ります。選んでいただいた商品は次回打合せでご用意致します。1世帯で1回限りとさせていただきます。