コラム
2022年6月12日(日)漆喰は健康に良い?特徴とメリットを紹介します!
昔はよく壁材に使われていた漆喰ですが、現代ではあまり馴染みのないものに変わってしまいました。
聞いたことはあるが、具体的にどのようなものか分からない、という方は少なくないでしょう。
しかし、漆喰は健康によく、壁材として使うメリットがたくさんあります。今回は、漆喰について紹介します。
□漆喰のメリットについて
漆喰を使うメリットの主な3つを紹介します。
1つ目は、抗菌作用があることです。
漆喰は、ph値が高く石鹸よりも強いアルカリ性であるため、細菌やカビを防いでくれる効果があります。
これは、建材から発生する化学物質や、カビやダニによる室内空気汚染などによる健康被害であるシックスハウス症候群の予防にも効果的です。
シックスハウス症候群の要因であるホルムアルデヒドを分解する効果があるので、化学物質に敏感な方には漆喰をおすすめしています。
2つ目は、劣化しづらくメンテナンスがしやすいことです。
漆喰の耐久年数は100年と言われているほど、劣化がしにくい建材です。
しっかりとメンテナンスをすれば、綺麗な状態を長い間保てます。
ビニールクロスなどは、経年劣化によりめくれてしまったり、汚れてしまったりして張り替えをしなくてはならないが、漆喰はその必要がありません。
ホコリもつきにくく、汚れて剥がれてしまった場合、上から漆喰をもう一度塗ると元の綺麗な状態に戻せます。
3つ目は、湿度調整の機能を持っていることです。
漆喰は、ビニールクロスよりも調湿効果に優れています。
漆喰には、細かい穴が開いており、そこで湿度を調節してくれます。
湿度が多い梅雨の時期などには、そこから湿気を吸い取り、逆に乾燥する冬の時期には放出してくれます。
□漆喰をおすすめしたい人とは
接着剤や塗料、防腐剤などで使われるホルムアルデヒドは、シックスハウス症候群の原因の一つです。
漆喰はホルムアルデヒドだけではなく、他の建材などから放出されるアレルゲン物質も吸着・除去、臭いの元となる細菌などの有機物も分解する働きがあるので、アレルギー体質の方や屋内の臭いに敏感な方にも安心して過ごしていただけます。
また、前述したように漆喰は調湿機能に優れているため乾燥肌の方にもおすすめしています。
幼い子供がいる家庭にも漆喰はおすすめです。
幼い子供は、まだ大人のように免疫力が万全ではありません。
大人になるにつれて免疫力は強化されていきますが、免疫力が万全ではない時点ではあまりアレルゲン物質に近づけないことが大切です。
化学物質やアレルゲン物質を分解してくれる漆喰は幼い子供がいる家庭に適しています。
□まとめ
今回は、漆喰のメリットや漆喰をおすすめしたい人について紹介しました。
化学物質を分解してくれる漆喰は健康にもよく、アレルギー体質の方や幼い子供がいる家庭でも安心して過ごしていただけます。
当社は、体に害のある素材を使わない無添加住宅を提案しています。
興味のある方はぜひ気軽にご相談ください。

私は住まいにかかわる仕事が好きです。それはいろんな形があります。いろんな課題も。
同じ土地は二つはありません。
だからそこに建つ家も同じにはなりません。
地域や気候によって良い住まいのカタチは変わります。
この解の無い問いに向き合う中で、その奥に広がる可能性を感じる瞬間、背中にビビッと走る快感があります。
空想だけじゃない、実現力も必要。だって私は家づくりのプロフェッショナルだから。