コラム
2022年7月30日(土)家づくりの参考に!環境と健康に優しい漆喰壁を取り入れるメリットとは?
マイホームを建てたい方にぜひ知っていただきたいのが、漆喰を使用した家づくりです。
漆喰は、健康や環境に良く、メリットがいくつかあります。
そこで今回は、無添加住宅に漆喰が使用される理由と漆喰のメリットについてご紹介します。
□無添加住宅に漆喰が使用される理由
日本の住宅の平均寿命は、わずか30年と言われています。
なぜなら、安価な建材には、化学合成接着剤が使用されており、それが20〜30年で劣化してしまうからです。
また、販売されているほとんどの漆喰には、合成接着剤や合成樹脂が混ざっています。
これらは、身体に害のある化学物質を含んでいるため、病気を引き起こす原因となります。
しかし、無添加住宅の漆喰は、身体に害のない海藻を接着剤として使用しています。
そのため、安全で、劣化することもありません。
□漆喰のメリット
1つ目は、手軽にお手入れできることです。
現代の日本の住宅は、ビニールクロスを使用して壁を仕上げます。
その理由は、ビニールクロスは、低価格で、短い期間で施工できるからです。
しかし、早く劣化してしまうため、定期的に張り替える必要があります。
一方で、漆喰は、長い年月が経っても劣化せず、見た目の変化がありません。
また、主原料である消石灰は、静電気をため込まない性質を持っています。
そのため、ほこりやごみなどが付着しにくく、きれいな状態を保てます。
さらに、小さいお子様のいる家庭では、壁に落書きをしてしまっても、その上から漆喰を薄く塗ることで、元の状態に戻すことが可能です。
ビニールクロスの張り替えと比べると、簡単に落書きを消せます。
また、汚れが少しの場合は、消しゴムできれいに消せます。
2つ目は、湿度調節の機能があることです。
漆喰は、室内の湿度が高いと余分な水分を吸い取ってくれます。
また、湿度が低いときは水分を放出してくれます。
そのため、梅雨の時期でも室内は快適で、カビやダニなどの発生も抑えてくれます。
3つ目は、耐火性に優れていることです。
漆喰は、燃えにくい素材です。
そのため、建築基準法では不燃材料として認められています。
万が一、室内で火災が起こったとしても、火が全体に燃え広がりづらい性質を持っています。
また、有毒なガスが発生することもありません。
□まとめ
今回は、無添加住宅に漆喰が使用される理由と漆喰のメリットについてご紹介しました。
漆喰は、長い年月が経っても劣化しにくく、簡単にお手入れできることがメリットです。
また、湿度を調整してくれたり、燃えにくい性質であるため、健康面に配慮した家づくりが可能です。
家づくりをお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

私は住まいにかかわる仕事が好きです。それはいろんな形があります。いろんな課題も。
同じ土地は二つはありません。
だからそこに建つ家も同じにはなりません。
地域や気候によって良い住まいのカタチは変わります。
この解の無い問いに向き合う中で、その奥に広がる可能性を感じる瞬間、背中にビビッと走る快感があります。
空想だけじゃない、実現力も必要。だって私は家づくりのプロフェッショナルだから。