COLUMN コラム 家づくりに役立つ豆知識やポイントなどを詳しく説明いたします。
梅雨明けにやりたい住まいのお手入れ
みのりホームのある愛媛県松山市では、そろそろ梅雨明けが宣言されそうな天気となってきました。(2024年梅雨明け予想)
本日は、梅雨明けの時期に行いたい住まいのお手入れについてお知らせいたします。
梅雨のジメジメから解放されて、猛暑になるまでの快適な季節に、普段とは違うお手入れをやってみませんか?
夏の暑さを利用する
夏は冬に比べて気温が高くなるので油汚れを落とすチャンスです。油には「温度が高くなると柔らかくなる」という特性があり、油汚れも落としやすくなります。
キッチンやレンジフードのお掃除は、アルカリ電解水やセスキ炭酸ソーダ水をスプレーしてキッチンペーパーなどで拭くだけできれいに落ちます。
また、水の冷たさも気にならない季節ですので浴室の壁や天井の汚れも落としましょう。洗い流した後も乾きやすいのでカビの発生も少なくなり、おすすめです。
夏は日が長くて良く乾く
普段あまり気にしないカーテンもよくよくみると、汚れが蓄積している場合があります。結露する冬や梅雨の湿度が高い時期は空気中の水分が多くなり、カーテンの汚れがカビやダニのエサとなり、菌が繁殖しやすくなります。油汚れがつきやすい「キッチン」の近くや、「アロマ」を使っている部屋のカーテンは、この時期に洗っておきましょう。
夏は日が長いので、晴れの日にカーテンやラグなどの大物を洗えば一日の天日干しで十分乾くでしょう。
夏は換気がしやすい
カラッと晴れた日に畳の上でお昼寝…の前に、梅雨で湿気をたっぷり吸った畳のお手入れをしましょう。
畳は調湿性があり、湿気を吸ってくれる優れものです。ジメジメした梅雨でも和室が比較的過ごしやすいのは、畳の調湿機能が大きく寄与しています。しかし梅雨時に湿気をたっぷり吸って、梅雨明けに室温が高くなると、カビの心配が出てきます。カビは①湿度70%以上、②室温15~30℃、③ホコリなどの栄養源、これらの3つの条件が揃うと大繁殖します。梅雨明けのこの時期に畳のメンテナンスを行いましょう。
畳を掃除するときは、天気のいい日に窓を開けて換気を良くすると、部屋の中に漂っているカビの胞子をある程度追い出すことができます。畳を掃除するときは、まず表面のホコリやカビの胞子を取り去ります。このときに掃除機を使うと畳表に入り込んだホコリやカビの胞子を吸い取って、そのまま排気口から胞子をまき散らしてしまうことがあるので掃除機を使うのは避けましょう。
畳のお掃除はフロアワイパーを使って拭き掃除をしましょう。畳用のお掃除シートはマイクロファイバーなどでできており、畳の目に入り込んだホコリもかなり取ってくれますし、表面に付着しているカビの胞子も拭き取ることができます。
高気密高断熱の住宅が増えている現在においても、四季折々の気候の変化を楽しむ余裕が欲しいですよね。思い切って窓を開けて初夏の爽やかさを楽しみましょう。
みのりホームではお客様の住まいの空気環境を良くするために見えない部分にまでこだわり、昔ながらの天然素材を最新の技術で施工することにより快適なお住まいを提供し、「余計なものを使わない地球と人にやさしい家づくり」を目指しています。