COLUMN コラム 家づくりに役立つ豆知識やポイントなどを詳しく説明いたします。
理想の部屋の湿度を知りたい方へ!季節ごとの適正湿度と、調節方法をご紹介します!
部屋の中で快適に過ごすために、部屋の湿度は重要です。
高すぎず低すぎない、適切な部屋の湿度を知りたい方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、季節ごとの適正湿度と、湿度を調整する方法をご紹介します。
□季節ごとの適正湿度をご紹介!
夏は湿気があり、冬は乾燥している気候帯の日本では、過ごしやすい室内環境にするためにそれぞれの季節によって湿度を合わせる必要があります。
春(3~5月)の適正湿度は70パーセント前後です。
春は気温が変わりやすく、雨の日も多くあります。
日によって加湿と除湿のバランスを調節しましょう。
夏(6~8月)の適正湿度は50パーセント前後です。
6月は梅雨の時期で、気温も上がる時期のため、湿度が高くなる傾向があります。
そのため、この時期は除湿機を活用したり、洗濯物の部屋干しをやめて浴室の湿気もそのままにしないなど、生活の工夫をしたりして積極的に湿度を下げましょう。
秋(9~11月)の適正湿度は65パーセント前後です。
しかし、残暑が厳しく気温が高くなる時の適正湿度は、夏と同じように20パーセント前後になります。
気温が高く、蒸し暑い場合は除湿し、気にならない程度の場合は除湿しなくても良いでしょう。
冬(12~2月)の適正湿度は55~65パーセント前後です。
空気が乾燥する時期のため、洗濯物を部屋の中で干したり、加湿器を活用したりして、湿度を上げるよう意識しましょう。
□湿度を調節する方法とは?
湿度を下げる方法と上げる方法を、それぞれご紹介します。
*湿度を下げる方法
空気がよどむと湿度が上がり、カビが生えやすくなるため、窓を開けて風通しを良くして十分に換気しましょう。
また、部屋干しは湿度を上げる原因となるため、部屋干しはやめましょう。
除湿器や除湿剤を活用することもおすすめです。
除湿剤はこまめに交換しましょう。
そして、家具は壁から少し離して、風の流れを遮らない位置に置き、空気が流れるようにすることがポイントです。
特に、湿気をもちやすいベッドは、壁との間を必ず空けましょう。
意外に料理によっても湿度は上がります。
キッチンで料理する際には換気扇を必ず使う習慣をつけましょう。
便器や浴槽のフタを忘れずに閉めることも、湿気の上昇を防ぎます。
便器にたまっている水からの湿気は少量ですが、便器のフタは閉めると良いでしょう。
さらに、一日着た服は湿気や臭いがついているため、着た洋服はすぐにしまわず、コーナーがあると良いでしょう。
それから、観葉植物や水槽の水にも注意が必要です。
鉢の土や、植物の葉や茎、水槽から水分が蒸散されて部屋の湿度を上げることがあります。
*湿度を上げる方法
部屋の乾燥対策として真っ先に挙げられるのは、加湿器です。
特に冬は加湿器が重宝します。
洗濯物を部屋干しすると、部屋の乾燥対策になるだけではなく、冬は外よりも早く乾きます。
また、朝から浴槽に水をはっておく、もしくは入浴後の浴槽のお湯をそのままためておき、浴室のドアを開けておくことも効果的です。
部屋の一部分を加湿したいときや、加湿器がないときなどは、霧吹きを使う方法もあります。
カーテンやソファなど、布製のものが少し湿るくらいに濡らしましょう。
一方で、過剰な加湿にも注意が必要です。
お風呂の浴槽に水やお湯をはって部屋の湿度を上げる方法もありますが、小さなお子さまが浴槽へ転落する危険があるため、小さなお子さまがいるご家庭にはおすすめしません。
また、布製のものを霧吹きで湿らせる方法は、ホコリがつきやすくなり、カビの発生の原因になります。
□まとめ
今回は、季節ごとの適正湿度と、湿度を調節する方法をご紹介しました。
季節ごとに適切な湿度は異なることを理解し、ご紹介した湿度を調節する方法を参考に、部屋の湿度を調整しながら快適に過ごせる空間をつくりましょう。
施工事例「天然石や無垢材、漆喰壁など 自然素材で満たされた空間」
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私は住まいにかかわる仕事が好きです。それはいろんな形があります。いろんな課題も。
同じ土地は二つはありません。
だからそこに建つ家も同じにはなりません。
地域や気候によって良い住まいのカタチは変わります。
この解の無い問いに向き合う中で、その奥に広がる可能性を感じる瞬間、背中にビビッと走る快感があります。
空想だけじゃない、実現力も必要。だって私は家づくりのプロフェッショナルだから。