COLUMN コラム 家づくりに役立つ豆知識やポイントなどを詳しく説明いたします。
みのりホームの家は石で作った夏涼しい屋根(クールーフの秘密)
みのりホームが手がける無添加住宅の特徴の一つ「石屋根」。
この屋根は、なんと天然の石を薄く板状に加工したもの、つまり石を使います。「石でできた屋根」=「重い」というイメージを持たれるかもしれませんが、特許取得済の独自の工法で様々な特徴を持ったこだわりの素材です。
本日は石で作った、夏涼しい屋根の秘密についてご説明いたします。
クールーフとは?
涼しい(クール)屋根(ルーフ)という意味を持つクールーフは、天然石である粘板岩(ねんばんがん)を使用しています。粘板岩とは、数億年にわたり泥質堆積岩が圧密された地層の地下深くで、地殻変動によってもたらされた高温・高圧によって生じた岩石です。この粘板岩は板状に加工しやすく、建築材料として古くからヨーロッパなどで屋根材として利用されてきました。数百年もの風雨に耐えて、現在にその美しさを保っているヨーロッパの街並には、欠かすことのできないものとなっています。
日本においてはテレビなどでよく紹介される東京駅丸の内駅舎の屋根に使われていることで有名です。丸の内駅舎は1914年に竣工しており、戦災や大震災に耐え100年以上のも間現役で使用されています。
クールーフの特長
屋根裏部屋が暑くない
無添加住宅独自の工法により、屋根部の熱を自然の風力で自然換気することで、従来の屋根以上の涼しさを実現しています。
石だけど軽い
広い面積の薄くスライスした石を、独自の引っ掛け工法で葺くので、重ねしろが少なく、平瓦に比べ、約30%も軽く葺くことができます。そのため屋根の重量が軽く仕上げることができ、地震時の揺れ等に対しても、構造躯体に負担がかかりません。
環境・エコロジー・健康
天然石ですので生産は無公害。アスベストなどの飛散物質も全くなく、生産にあたって二酸化炭素を排出しません。また、引っ掛けなので石に傷を付けることなく、再利用が簡単にできます。
クールーフは、生産から建築、維持、再利用まで、生涯にわたってかかる費用が少ない省エネ屋根です。
みのりホームの南久米モデルハウスも、もちろんクールーフ工法で施工しています。
みのりホームではお客様の暮らしが快適であるために見えない部分にまでこだわり、昔ながらの天然素材を最新の技術で施工することにより「余計なものを使わない身体にやさしい家づくり」を目指しています。
【シリーズ】みのリホームの無添加住宅のひみつ
2.みのリホームの家はキラキラしている石の壁(漆喰の優れた性能)
4.みのりホームの家は石で作った夏涼しい屋根(クールーフの秘密) ※本コラム
5.みのりホームの家はワインの栓で断熱します(炭化コルクの優れた断熱性)
みのりホームの家づくり | みのりホームの施工事例 | もご覧ください。