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コラム

家づくりに役立つ豆知識やポイントなどを詳しく説明いたします。

2023年8月22日(火)みのりホームの家はご飯が接着剤(米のりの不思議)

みのりホームが手がける無添加住宅では、化学接着剤は一切使用いたしません。ドア等の建具は1枚板を使用すると反ったり重量が重すぎるために合板を使用いたしますが、小さい木を繋げて板を作るときも化学接着剤ではなく、ご飯を練って作る米のりやニカワを使用しています。
昭和生まれの方は封筒のふたをご飯粒でくっつけた経験がある方もいらっしゃいますよね?
本日は、なぜご飯粒が接着剤の代わりになるのか?そのあたりのメカニズムについてお知らせいたします。

米のα(アルファ)化とは?

米のりのメカニズム(お米のアルファ化)お米のアルファ化とは、お米に含まれている「デンプン」の状態のことを指し、熱を加えて柔らかくなった(糊化)状態をアルファ化状態と呼んでいます。
これに対して、炊く前の米や、炊いたご飯が冷めて冷やご飯の状態になることをベータ化状態と呼びます。
非常食などで販売されているアルファ化米は、炊飯直後に熱風で急速に乾燥させることにより、デンプンはアルファ化の状態を保つので、アルファ化米と呼ばれています。

なぜ米のりに接着力があるの?

米のりのメカニズム(米のりで木を接着) 熱によってアルファ化(高分子化)した米のりは、冷えてくるとセルロース、つまり木と同じようなものに変化します。この特徴を活かし、木と木を接着する際に米のりを使用すると、気温や湿度によって多少木が膨張したり、収縮したとしても米のり自体が木と一体化し、剥がれにくいという特長があります。
しかしながら、米のりで接着した木材は接着部分に直接水がかかるとはがれやすくなってしまうので、水回りに使用する時は米のりの集成材ではなく、天然石やタイルを使用しています。
また、米のりは瞬間接着剤ではないので、接着するまで1日以上かかります。

米のり接着剤の寿命は?

米のりのメカニズム(米のりは室町時代いから使われている)アルファ化した米のりの寿命は長く、100年以上もつとも言われています。
室町時代に作られ現存する仏像が、米のりで接着された寄木を彫刻する手法で作られていたそうです。
化学合成接着剤は室内の空気を汚染し続け身体に悪いだけでなく、だいたい20~30年で劣化すると言われています。この接着剤の寿命が結果として家の寿命になってしまいます。
このような理由から、みのりホームでは、だれもが安心して100年は住める家を建てるためにも、米のりを取り入れることにしました。

余計なものを使わない身体にやさしい家づくり(南久米モデルハウスリビング)

体に悪いものは一切含まれず、接着剤としての寿命も非常に長い米のり。
みのりホームではお客様の住まいの空気環境を良くするために見えない部分にまでこだわり、昔ながらの天然素材を最新の技術で施工することにより快適なお住まいを提供し、「余計なものを使わない身体にやさしい家づくり」を目指しています。

【シリーズ】みのリホームの無添加住宅のひみつ

1.みのりホームの家はご飯が接着剤(米のりの不思議) ※本コラム

2.みのリホームの家はキラキラしている石の壁(漆喰の優れた性能)

3.みのリホームの家は煩悩のない家?(無垢材の魅力)

4.みのりホームの家は石で作った夏涼しい屋根(クールーフの秘密)

5.みのりホームの家はワインの栓で断熱します(炭化コルクの優れた断熱性)

みのりホームの家づくり | みのりホームの施工事例 | もご覧ください。