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見えない部分だからこそ大切!自然素材の接着剤が住まいと健康を守る
「自然素材で作られた接着剤って何?」「化学物質で作られた接着剤とどう違うの?」そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実は、家具や塗料だけでなく、接着剤も住まいの空気環境に影響を与える要素のひとつ。一般的な化学接着剤には有害物質が含まれていることがあり、健康への影響が懸念されています。特に、家の中で長時間過ごす子どもや敏感な体質の方にとっては、使用する接着剤の種類も重要なポイントです。
そこで今回は、自然素材で作られた食べられる接着剤の特徴やメリットについて詳しくご紹介します。
自然素材で作られた接着剤とは?
自然素材の接着剤は、動物由来や植物由来の天然成分で作られており、化学物質を使用しないため健康にも環境にも優しいのが特徴です。これらの接着剤は、昔から日本の建築や工芸に用いられてきました。現代の住宅づくりにおいても、その安全性と耐久性が再評価され、注目を集めています。
1.米のり

米のりは、その名の通り米を原料とした接着剤です。「米から作った接着剤って強度は大丈夫なの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、実は室町時代から仏像の彫刻や伝統工芸品の接着に使われており、長い年月を経ても強度を保っています。現代の技術では、200~300年持つと言われており、木工や建築にも十分な接着力を発揮します。
さらに、米のりは環境にも優しい選択肢です。製造過程で有害な化学物質を使用せず、生分解性が高いため、廃棄後も自然に還ることができます。接着するまでに時間がかかるデメリットはありますが、木材にじっくりと浸透し、長持ちする強度を実現します。
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2.膠(にかわ)

膠(にかわ)は、動物の皮や骨を煮て精製した接着剤です。食品や化粧品にも使われるほど安全性が高く、木工や楽器製作、伝統建築の補修にも用いられています。米のりと比べて接着までの時間が短く、天然の瞬間接着剤とも言えます。
3.海藻

ふのりは、海藻を煮てできる天然の接着剤で、壁材である漆喰(しっくい)のつなぎとして使用されます。海藻を壁材の漆喰に混ぜることで急な乾燥を防ぐ保水効果が期待でき、現場の作業効率が向上します。化学物質を含まないため、住環境にも優しく、安全な家づくりに適しています。
化学接着剤との違い
一般的な住宅では、化学物質を含む接着剤が使用されることが多く、特にホルムアルデヒドを含む接着剤は「シックハウス症候群」の原因となる可能性があります。ホルムアルデヒドは時間とともに室内に放散され、目の刺激や頭痛、倦怠感を引き起こすことがあります。
その点、自然素材の接着剤は化学物質を含まないため、安心して使用でき、住まいの空気をクリーンに保つことができます。特に、赤ちゃんや子どもがいる家庭では、接着剤の安全性も重要な要素となるでしょう。
また、環境負荷の面でも大きな違いがあります。化学接着剤は石油由来の成分を含んでおり、製造や廃棄時に環境へ負担をかける可能性があります。一方、自然素材の接着剤は持続可能な資源から作られており、環境への影響を抑えながら長期的な使用が可能です。
見えない部分だからこそ、安全性にこだわりたい接着剤。自然素材の接着剤は、住まいの空気を守り、健康的な暮らしをサポートしてくれます。
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