天然石

天然石[ 屋根材・意匠材 ]

天然石とは?

自然界で長い年月をかけて結晶化した鉱物や岩石の総称。 火や水に強く、熱容量が大きく温度が変化しにくい特長があります。 岩石は一般的に形成方法によって、「火成岩」「堆積岩」「変成岩」の3つの種類に分けることができ、 産地によってやわらかさ(加工のしやすさ)や色み、質感などの様々な個性があります。

  • 火成岩

    マグマが冷え固まってできた岩石で、地上もしくは比較的浅い地下で固まった火山岩と、地下深い所で固まった深成岩に大別されます。

  • 堆積岩

    水や風によって砂や土、動物などの死骸が堆積してできた岩石。何が堆積してできたかにより、石種の特徴が異なります。

  • 変成岩

    もともと堆積岩や火成岩であったものが、高温や高圧などの条件にさらされて、鉱物の組み合わせや組織が変化したものです。

天然石が創る悠久の美観「クールーフ」

クールーフとは涼しい(クール)屋根(ルーフ)という意味を持つ 粘板岩から採掘した天然石の屋根材を指します。

粘板岩は、数億年にわたり泥質(でいしつ)堆積岩が圧密された地下深くで、 地殻変動によってもたらされた変性作用(高温・高圧)によって生じた岩石で、 板状に加工しやすく、建築材料として古くからヨーロッパなどで屋根材として利用されてきました。

同じものが二つとない世界でたった一つの天然石を使用したクールーフ。 アースカラーのブラックとグリーンの2パターンをご用意しております。

特許技術「クールーフ工法」

弊社独自のクールーフ工法により、屋根部の熱を自然の風力で自然換気することで、従来の屋根以上の涼しさを実現。無風状態では差がほとんど見られませんでいたが、約2.5m/sでは屋根表面までも大きな温度差が確認されました。

広い面積の石を、クールーフ工法(引っ掛け工法)で葺くので、重ねしろが少なく、現在普及している平瓦に比べ、約30%も軽く葺くことができます。(クールーフ工法はm2当たり29kg)そのため屋根が重くならないので、地震時の揺れ等に対しても、構造躯体に負担がかかりません。

天然石ですので、廃棄時に二酸化炭素や有害な化学物質を排出しません。また、引っ掛けなので石に傷を付けることなく、再利用なエコロジーな素材です。

その他のさまざまな天然石

  • コーラルストーン(石灰岩)

    コーラルストーンとは、かつて海底だった場所が隆起してできた陸地から採掘したサンゴや貝殻の化石が入った天然の石灰岩です。洋風の家の外壁や内壁に貼ると、穏やかな色合いと質感が空間デザインのアクセントになるので、人気の高い天然石です。また、コーラル ストーンの表面にはたくさんの穴が空いてるので、調湿効果・消臭効果にも優れています。トイレやシューズボックスの壁面などのニオイが気になるところに取り入れるのがおすすめな天然石です。

  • 砂岩(サンドストーン)

    砂岩は、砂粒が固結してできた「堆積岩」のことです。表面はソフトな質感で、触ると少しザラザラしています。北アフリカや中東などではサンドストーンの名称で親しまれています。砂岩を用いれば、石の冷たさを感じさせない独特の風合いを醸し出すことができます。加工しやすい砂岩は、カンボジア「アンコール遺跡」でも使用されています。

  • 御影石(花崗岩)

    御影石は古くから神戸市東灘区の御影地区付近が花崗岩の産地であったことからこの名になったそうです。御影石は別名で「花崗岩」や「深成岩」とも呼ばれています。御影石は傷に強いことや長持ちすること、ツルっとした見た目に独特の高級感漂う模様が特長です。無添加住宅では、主にキッチンの天板や洗面化粧台の天板などに使用しています。日頃のお手入れも簡単で軽い汚れに関しては、硬く絞った雑巾で拭くだけで落とすことができます。また、基礎と土台の間に入れるパッキンも天然の御影石を採用しています。天然石なのでもちろん劣化することはありませんので、住む方にも安心感を与えてくれます。

  • 錆バラ(花崗岩)

    錆バラは、マグマが地下深部でゆっくりと凝縮した花崗岩のことで、主に石英・カリ長石・斜長石・黒雲母からなり、角閃石や白雲母を含むこともあります。深成岩に属する錆バラは、時間をかけてゆっくり固まっていくため、密度が高く硬質で耐久性に富む石材であることから建築用石材として広く用いられています。また、神社の鳥居にも古くから使われています。

※事前にご予約のうえ南久米モデルハウスに初めてご来場頂き、アンケートにもれなくお答え頂いた方に限ります。選んでいただいた商品は次回打合せでご用意致します。1世帯で1回限りとさせていただきます。