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2022年02月12日(土)

注文住宅を検討中の方に集成材と無垢材を比較して解説します!

家を建てる木材には、集成材と無垢材があります。
集成材と無垢材とはどういう木材なのか、比較してみましょう。
ここでは集成材と無垢材の特徴と、メリットとデメリットについても解説します。
建築用の木材選びは重要ですから、あとで後悔することのないようにしましょう。

□集成材の特徴とメリットとデメリットについて
集成材とは、小さな角材や薄い板材を、接着剤でつないだり重ねたりして作った建築材です。
一般的に使われている建築材で、安くて使いやすいのが特徴です。
集成材は、無垢材と比較して割れや反りが少なく、品質が安定しています。
無垢材は乾燥することによって、強度が変わることがありますが、集成材は種類の異なる木材を貼り合わせているので、強度が安定しています。

ただし、長年使っていると接着剤が剥がれたり、劣化して強度が弱くなる可能性があります。

□無垢材の特徴とメリットとデメリット
無垢材はフローリングをはじめ、さまざまな部分に使われる建築材です。
無垢材は、どんな特徴を持っているのでしょうか。
無垢材とは、天然の樹木を切り出して、建築材として使っているものです。
集成材のように、板を貼り合わせた建築材ではないので、経年変化で曲がったり色が変わるなど、「生きている木」を実感できるのが特徴です。

では次に、無垢材にはどんなメリットがあるのか、見てみましょう。

1つ目は、まさに生きている木であることです。
無垢材は自然の樹木をそのまま使っているので、木目の柄もそれぞれ違うため、その樹木特有の風合いが味わえます。
集成材と違って、自然木だけが持っている温かみがあるのも、無垢材の特徴と言えるでしょう。
集成材は均一な木材ですが、無垢材は不均一であることが持ち味となっています。

2つ目は、年月とともに色合いが変わることです。
無垢材は自然木ですから、年月が経つとともに色合いが変わり、特有のツヤが出ます。
年月が経つほどに変わっていく無垢材には、集成材にはない魅力があります。

3つ目は、湿度調整機能があることです。
無垢材には、部屋の湿度が高ければ湿気を吸い、湿度が低くなると湿気を放出する機能があります。
そのため、無垢材を使うと部屋の湿度が適度に保たれるので、快適に過ごせます。

4つ目は、冷えを緩和することです。
集成材でできたフローリングは、冬場になると冷たく感じます。
しかし、無垢材のフローリングは、冬場でも暖かく感じます。

5つ目は、清潔に保てることです。
無垢材は、樹液の中に油分を含んでいるので、ダニやカビ、細菌などを抑制する作用があります。

このように、無垢材にはメリットが多いのです。
しかし、以下のようなデメリットもあります。

1つ目は、膨張、収縮することです。
無垢材は、湿気を吸収したり排出したりするので、そのたびに膨張したり収縮します。
そのため、床が反ったり床板に隙間ができるなどの、不具合が生じる可能性があります。

2つ目は、傷つきやすいことです。
無垢材は集成材に比べて柔らかいので、傷がつきやすいというデメリットがあります。

3つ目は、水に弱いことです。
無垢材は水に弱いので、水をこぼしたらすぐに拭かなければなりません。

□まとめ
建築材には、集成材と無垢材があります。
集成材は角材や薄い板を貼り合わせた合板で、無垢材は自然木から切り出した板を使っています。
この記事の内容を参考にしてみてください。

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