COLUMN コラム 家づくりに役立つ豆知識やポイントなどを詳しく説明いたします。
木造建築をお考えの方へ!耐久性について解説します!
木造建築にお住まいの方やこれからお考えの方、耐久性とは何を表しているかご存知でしょうか。
一概に耐久性といっても、様々な要素に対する耐久性があります。
そこで今回は、木造建築の耐久性について詳しく解説いたします。
また木造建築を長持ちさせるコツについても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
□木造建築の耐久性とは?
ここでは木造建築の耐久性とは何か、その定義をご紹介します。
木造建築が本来有する性能は、様々な要因によって劣化していきます。
「耐久性」とは、その劣化に対する耐性を示す指標のことです。
この様々な要因は大きく2種類に分類されます。
それは熱や紫外線などの「物理的要因」と腐朽やシロアリなどによる「生物的要因」です。
また近年では、大気汚染が進行していることによる「化学的要因」も存在します。
現在、世界的な森林資源の減少が問題視されています。
この問題への対策として、森林資源の有効活用が注目されています。
すなわち、木造建築の耐久性を向上させ、その性能を可能な限り持続させることが必要です。
そこで以下では、木造建築を長持ちさせる方法についてご紹介します。
□木造建築に長く住むためのポイントをご紹介!
ここでは住宅の主なスペースについて、それぞれの適切なメンテナンス法をご紹介します。
まずは外壁です。
外壁に関しては、2、3年の周期で業者に汚れやひび割れなどの劣化をチェックしてもらいましょう。
また寿命を考慮して、15から20年で全面リフォームを検討することをおすすめします。
次に屋根は5、6年の周期で、ずれやひび割れを点検しましょう。
瓦屋根は20から30年、ストレート屋根は15から30年でリフォームを検討するのがおすすめです。
玄関ドアや窓、網戸に関しては、2、3年ごとの不具合をチェックし、その都度補修をしましょう。
これらは、20から30年を目安に取り替えを検討するのがおすすめです。
最後に、キッチンや浴室、トイレなどの水回りです。
水漏れや詰まりはその都度補修をし、配管など設備機器は15から20年で取り替えを検討してください。
□まとめ
以上が「木造建築の耐久性」と「木造建築を長持ちさせるためのポイント」でした。
木造建築には劣化を早める要因がたくさん存在します。
森林資源の有効活用という観点も大事ですが、それ以前に愛着のある住宅に長く住みたいですよね。
そのためにも、ご紹介したメンテナンス法をぜひ参考にしてみてください。
私は住まいにかかわる仕事が好きです。それはいろんな形があります。いろんな課題も。
同じ土地は二つはありません。
だからそこに建つ家も同じにはなりません。
地域や気候によって良い住まいのカタチは変わります。
この解の無い問いに向き合う中で、その奥に広がる可能性を感じる瞬間、背中にビビッと走る快感があります。
空想だけじゃない、実現力も必要。だって私は家づくりのプロフェッショナルだから。