COLUMN コラム 家づくりに役立つ豆知識やポイントなどを詳しく説明いたします。
みのりホームの家は壁が呼吸する?漆喰の持つ15の特徴も紹介。
漆喰(しっくい)とは?どうやって作る?
漆喰の主成分は石灰岩(せっかいがん)です。
石灰岩とは「炭酸カルシウム」を主成分とする堆積岩(たいせきがん)の一種で化石を含んでいることが多く、色は白色です。
その石灰岩や貝殻を窯で焼くと、「生石灰(せいせっかい)」(炭酸カルシウム)になります。
炭酸カルシウムに水を加えると、発熱膨張して「消石灰(しょうせっかい)」(水酸化カルシウム)に化学変化します。
みのりホームでは、この消石灰に、つなぎとしてぎんなん草などの繊維質を加えたのものを主に壁と天井に使っています。
カルシウムに囲まれた暮らし
漆喰に水を加えたものを壁に塗りつけると、漆喰が徐々に乾いていく段階で、空気中の二酸化炭素と化学反応し、長い時間をかけて再び炭酸カルシウム(石灰岩と同じ成分)に戻っていきます。
つまり、漆喰という建材で塗られた壁は石灰岩と同じものということです。漆喰で塗られた壁のみのりホームの家は、いわば、カルシウムに固まれて暮らしているようなもの。安全性は抜群です。
壁が呼吸するとは?
漆喰の一番の特徴は、多孔質(たこうしつ)=「小さな穴がたくさん空いている」というものです。
そのため、漆喰の壁には優れた吸湿・放湿性があります。室内空間の湿度を適度に調節することで結露を防止し、建物の耐久性を維持します。つまり、湿度が高い春から夏は室内の湿気を吸い込み湿度を下げます。これとは逆に乾燥した冬には湿気を室内に放出し、居心地の良い室内環境をつくります。
このように漆喰で塗られた壁は呼吸をするように湿度を調整してくれる優れ者なのです。
漆喰の15の特徴
❶安心・安全な素材(消石灰が主成分で化学接着剤不使用)
❷ウィルスを不活性化(ヒト・コロナウィルスが5分間で100%不活化)※
❸調湿性能(空間の湿度を調節することでカビ・ダニの繁殖を防ぐ)
❹消臭効果(不快な臭いを吸着浄化)
❺VOC吸着(有害な化学物質を吸着し分解)
❻省エネ性(室内調湿効果により外部温度の影響を受けづらい)
❼抗菌性(強アルカリ性で有機物を分解)
❽二酸化炭素を吸収(二酸化炭素を吸収し石灰石に戻る)
❾デザイン性(新建材では表現できない独特なデザイン性)
❿部屋が明るくなる(光に対する反射率がきわめて高い(70~85%))
⓫太陽光の反射(太陽光の熱源(赤外線)を乱反射させ熱がたまらない)
⓬耐火性(消石灰は無機物で不燃性)
⓭ペットや植物にも良い環境(空気がきれいな室内環境)
⓮静電気を帯びにくい(ホコリや花粉が壁に付着しない)
⓯簡単メンテナンス(ちょっとした汚れは消しゴムで)
※ヒト・コロナウイルス(HCoV-229E) は、新型コロナウイルス(COVID-19) とは異なるウイルスです。また100%不活化(死滅)は、検出限界以下であることを示しています。
※今回の試験は、「テストピース」を用いたもので、建物の性能を示すものではありません。
※本試験はISOI8184に準拠したものです。但し、ヒト・コロナウイルスが5分間で不活化した結果に関しては、基準外での試験結果となります。
試験の詳細はこちらでご確認ください。
1,000年も前からお城や蔵などに使われている実は身近な素材の漆喰。当時は漆喰の優れた防火性能に着目し、主に裕福な屋敷で使用されていたようです。
それから1000年以上が経過した現代では、漆喰の優れた性能に加え、見た目がおしゃれなこと、ビニールクロスでは再現できない曲面を作れることなども人気の要因となっているようです。
いかがでしたか?
みのりホームの手がける無添加住宅は、見た目の美しさだけでなく、お住まいになられてからの快適性、ご家族やお客様が自然に笑顔になれるような空間を演出しています。
南久米モデルハウスのコンセプトは「見せる」ではなく「住める」ショールーム。見た目ではなく、中身にこだわったモデルハウスを是非一度ご体感ください。