COLUMN コラム 家づくりに役立つ豆知識やポイントなどを詳しく説明いたします。
お部屋の湿度をコントロール。除湿剤と調湿材の違い
11月に入り、日に日に気温が下がって来ましたね。
この季節に多い悩みとして、気温の変化よりも湿度の変化をあげる方が多くいらっしゃいます。
11月は夏の湿度から冬の湿度へと変わっていく季節で、気温の低下とともに湿度も下がって乾燥気味になります。朝晩の寒さで暖房器具を使い始める時期でもあり、お部屋の湿度コントロールが必要な時期の到来ですね。
本日は一般的な湿度コントロールで使用される「除湿剤」と「調湿材」の違いについてご説明いたします。
除湿剤(じょしつざい)
除湿剤は、特に湿度が高い状況で湿気を取り除くために特化した製品です。除湿剤は、高い吸湿性を持つ塩化カルシウムやゼオライトを使用して作られます。これらの素材は非常に強力で、一度吸収した水分は再放出しないため、使い切りタイプの製品が多く見られます。そのため使用後は廃棄し、新しいものと交換する必要があります。
除湿剤は、梅雨時期や湿度の高い季節に特に効果的で、クローゼット、押し入れ、シューズボックス、トイレなどの湿気がこもりやすい場所で使用されます。急速に湿気を吸収することで、カビや臭いの発生を防ぎ、快適な住環境を保つことができるのです。
調湿材(ちょうしつざい)
調湿材は、湿度を一定に保つことを目的とした製品です。調湿材は、周囲の湿度が高いときには湿気を吸収し、逆に湿度が低いときには吸収した水分を放出します。このように、調湿材は湿度を調整する能力を持つため、特に湿度の変動が大きい環境での使用に適しています。調湿材の代表的な素材には、シリカゲル、ゼオライト、木炭などがあり、これらは湿気の吸収や放出に優れた特性を持っています。調湿材は除湿剤と異なり再利用可能なものが多く、長期間にわたって使用できるという特徴があります。
調湿材は、特に衣類や革製品、本棚、食品の保管場所など、湿気に敏感なアイテムを保護するために利用されます。また、カビや腐敗の防止にも役立ち、快適な環境を維持することができます。湿度が安定することで、居住空間や収納場所が快適になるため、調湿材は湿度を一定に保ちたい方におすすめです。
みのりホームの家は天然素材の調湿材で包まれた家
みのりホームの無添加住宅®南久米モデルハウスでは一年を通じて快適な湿度を保ちます。
その秘密は、床や壁、天井に調湿機能を持つ建材を使用していることです。床に貼った無垢材の調湿機能、壁と天井に塗った漆喰の調湿機能など天然の除湿、加湿機能に着目して建材を選んでいます。
是非モデルハウスで天然素材の快適さをご体感ください。