COLUMN コラム 家づくりに役立つ豆知識やポイントなどを詳しく説明いたします。

コラム
2025年04月14日(月)

今知っておくべき住まいのお金。住宅ローン金利の決まり方について解説します。

家づくりを考えるタイミングで、必ず気になるのが「住宅ローン」。
その中でも特に注目すべきなのが「金利」です。月々の返済額や総支払額に大きく影響するため、金利についての正しい知識は、後悔しない家づくりには欠かせません
今回は、住宅ローン金利の種類から、金利が決まる仕組みまでわかりやすく解説します。

固定?変動?まずは金利の種類を知ろう

住宅ローンには、大きく分けて2つの金利タイプがあります。

固定金利型

借入時の金利が返済終了まで変わらないタイプ。将来の金利変動に左右されず、家計の見通しが立てやすいのが特長です。特に子育て世代や共働き家庭にとって、返済額が安定しているのは大きなメリットです。

変動金利型

半年ごとに金利が見直されるタイプで、初期金利が低く設定されていることが多いため、当初の返済負担は少なくなります。ただし、金利が上がると返済額も増えるリスクがあるため、長期的な視点での判断が必要です。

さらに、一定期間は固定で、その後は変動になる「固定期間選択型」というハイブリッド型もあります。どれが最適かは、家計状況やライフプランによって変わってきます。

金利はどうやって決まっているの?

金利が上がる・下がるというニュースはよく耳にしますが、実際には何が基準になっているのでしょうか?

住宅ローン金利は、主に次の2つの金利動向に連動しています。

政策金利(短期金利)

日銀(日本銀行)が経済の状況に応じて決めている金利で、主に変動金利型に影響します。景気が悪いと下げられ、景気過熱を防ぐときは上げられることがあります。

長期金利(10年物国債利回り)

固定金利型の住宅ローンは、この長期金利に連動しています。金利が上がるということは、将来的な経済成長やインフレが予想されているというサインでもあります。

たとえば、インフレ対策のために日銀が金融緩和をやめれば、住宅ローン金利がじわじわと上昇していくことも。今後も世界情勢や経済状況によって左右されるため、金利の動きには注視が必要です。

金利が1%上がるとどうなる?

具体的なイメージを持っていただくために、例を挙げてみましょう。

仮に3,000万円を35年ローン(元利均等返済)で借りた場合でシミュレーションいたします。

金利1.0%の場合:総返済額 約3,568万円(月々約8,492円)
金利2.0%の場合:総返済額 約4,170万円(月々約9,933円)

金利が1%違うだけで、返済総額は600万円以上の差が生まれます。
「ちょっとの違い」が、家計に大きなインパクトを与えることがわかりますね。

金利だけで選ばないで! 住宅ローン以外にかかる費用もあります

住宅ローンを選ぶ際、金利だけに目が行きがちですが、他にも知っておくべきコストがあります。

保証料や事務手数料

金融機関によって差があるため、金利だけでなく総合的に比較することが大切です。

団体信用生命保険(団信)

住宅ローン契約者に万が一のことがあったときに、残債が免除される制度。特約付きの場合、金利に上乗せして保険料を支払うケースも。

繰上げ返済の手数料

早期返済を予定している方は、手数料の有無や制限についても確認しておくと安心です。

迷ったら、プロに相談するのがいちばんの近道

住宅ローンは人生の中でも大きな契約です。
金利の仕組みや商品の違いを理解し、自分に合ったローンを選ぶことがとても重要ですが、ネットや口コミだけで判断するのは難しい部分もあります。
そんな時こそ、家づくりや住宅ローンに詳しいプロに相談することが、最も安心で確実な方法です。
金利動向やローンの仕組みを丁寧に説明してくれるだけでなく、家計に合った無理のない返済プランや、将来を見据えたアドバイスを受けることができます。
住宅ローン金利は、家づくりのコストや家計に大きな影響を与える要素です。
金利の仕組みを知ることで、「今、どんな住宅ローンが自分に合っているのか?」が少しずつ見えてきます。

☆資金計画相談会☆の詳細はこちら

みのりホームの家とは

※事前にHPからご予約のうえ南久米モデルハウスに初めてご来場頂き、アンケートにもれなくお答え頂いた方に限ります。選んでいただいた商品は次回打合せでご用意致します。1世帯で1回限りとさせていただきます。ギフトカードのお渡しには本人確認書類の提示が必要です。